お知らせ

2016-07-04 16:34:05<お知らせ>平成28年「第5回 短歌で詠もう『恋うた』」優秀作品結果発表

奥出雲観光文化協会で募集しました「短歌で詠もう『恋うた』」応募作品から、優秀作品を藤原勇次先生、今田圭基先生、そして吉川敬子先生に選考いただきました。

6月28日には、最優秀作品を選ぶ選歌会が行われました。

選者の藤原先生と石田先のお二人により、静かでありながら熱のこもった話し合いがあり、奥出雲町長賞以下、各賞が決定されました。選考結果は次のとおりです。 (作品の一部は、選者により変更をさせていただいています)


 

奥出雲町長賞(グランプリ)

 君の背を月の光が包むのを見下ろす窓にバラの香れり  夕凪

絲原記念館賞

 軽やかに歩けぬ妻の手を引いてゆっくり歩むお囃子の中  つばさ

山之口商店会長賞

 渋滞が二人の時を長くする尾灯に頬を緋色に染めて   蒼介

奥出雲ごこち賞

 ボート漕ぐ君の半身まぶしくて家族になろうと決めた夏の日  かまりん

山陰合同銀行三成支店長賞

 群青を溶かしたような君が好きわたしは白い雲になりたい   彗星

しまね信用金庫仁多支店長賞

 薄紅をさして帰郷の汽車を降り改札口の君に飛び込む  羽深凪咲

三成本町通り商店会賞

 欠席のあなたのためにいつもより丁寧に書く古典のノート    冬桜

 

入賞

 写メールに残せし妻へ今日もまた声掛けてやるひと日の終はり     磨呂

 君の手に触れる勇気がまだなくて夕日に影をそっと重ねる   蓮花寺

 いつまでも 君の隣に 並べない あと10cmの 勇気がなくて  りおパパ

 花びらを伝う朝露秘めてきた恋を告げると心に決める      さっこ

 厳かに神楽の里の白拍子笑い上戸の君が舞い立つ    アカエタカ

 紫陽花の 花愛でながら 散歩道 君の横顔 目で追いかけて     あき婆

 忘れえぬ あなたの香り 運ぶ風  私は今も この海が好き    なみ

 初恋の胸のときめきいまもなお残りて吾の命はげます      枯田たかし

 伝説の姫への思慕の谷沿ひをそぞろにゆけば若葉身にふる 

 栄転は 名のみの任地 君想う 朝の紅茶に 蜜ひとしずく  きなこ

 オリオンの神話を話す冬の夜 星より確かな君の手をとる   りゅうぴよ

 左手に 視線を落とす 君を見て 少し切ない 喫茶でのこと     江戸 伴

 行燈の 灯りが闇に 映えるころ 浴衣のしたに コロンを少し   ひじり しほ

 君の声 とても聴きたい 日曜日 スマートフォンを 握りしめてる    宮路

 運転のバック姿の良さなんて初めて知った貴方の助手席     野乃

 おり立ちて 出雲の国の夏まつり 君の浴衣の袖に触れつつ       金子典子

 一度だけ君と歩いたこの道に女学生行く遠い秋の日       千介

 眠りたる 棺の君にくちづけす 冷たき頬に 涙こぼるる   めぐっぺ

 オルガンの 調べに心 高鳴りて 初めて君へ 誓いの言葉       恋するボーイ

 砂丘から波打ち際の君にまで聞こえただろう僕の叫びが   

 薄紅の同窓会の便り手にふと口ずさむ藤村の詩    

 君の目に 一刻も早く 会いたくて 新幹線の 先頭に乗る       米山 直嘉

 宍道湖の 夕陽を見ようとペダルふむ 前行く君の 制服の白     べっぴんしゃん。

 五センチのヒールを履けば五センチほどあなたの顔に近づくわたし

 雨音が 君の足音 消すようで 窓を開け待つ 約束の夜   そらてり

 喧嘩して ごめんなさいが 言えなくて 想いよ届け お弁当箱   ぷぴーな

 「雪です」のメール届きて君の住む里想ひつつ嫁ぐ日を待つ       ムーミンママ

 放課後に 君から学ぶ 数式が 解けたら言おう ずっと好きだと  ぱんまろ

 好きな色同じだねって笑うから君と会う日の爪は水色      猫田馨

 恋心 大学までは 封印と 抑えられない 君への思い     風愛優