勝手に奥出雲探求レポート

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冬の里山の味覚!旬を迎えたご当地野菜『仁多かぶ』

冬の里山の味覚!旬を迎えたご当地野菜『仁多かぶ』

皆さん、こんにちわ!

奥出雲ごこち事務局のちーやんです。

さて、この季節、だんだんと寒さが増してきます。

朝には霜が降り、辺りは白くなるこの季節に旬を迎えるのが「仁多かぶ」です。

 

◇仁多かぶって?

仁多かぶは赤い小さなカブの仲間で、奥出雲のご当地野菜なんです。

島根県で「カブ!」って言えば「津田かぶ」が有名ですが「仁多かぶ」は小さく、
赤く丸いのが特徴なんです。

昔から奥出雲の農家で作り続けられ、ちょっと変った場所で栽培されてきたんですよ。
その場所が、なんと、山の斜面なんです!
(写真は昭和61年に雑誌に紹介された時の写真です。急な斜面でカゴを背負いカブの収穫をする様子が紹介されています。)

タタラ製鉄が盛んだった奥出雲では、タタラ操業で大量に消費される木炭を作るために、山の木が何年かに一度、伐採されタタラ炭として焼かれていました。

この伐採された跡地を焼畑して、昔から大根やソバ仁多かぶが栽培されてきたんです。

こうした場所は、永年積み重なった落葉の腐葉土と、焼畑の灰が肥料となり柔らかい仁多かぶが良く育ったそうです。

最近では、焼畑農業は行われなくなりましたが、農家さんの畑では今でも焼畑の代わりに薫炭を使って仁多かぶが作られています。

 

◇旬の仁多かぶ

そんな仁多かぶ農家の一軒、藤原岳張(ふじはらたけはる)さん宅では
仁多郡森林組合との契約で仁多かぶを栽培されています。

丁度この日は、今年最後の収穫の日でした。
霜が降りまだ冷たい風が吹く中、藤原さんの畑では赤く丸い仁多かぶの収穫最中です。

「今年は夏が暑くて、8月上旬に種を播きましたけど、発芽せんかったですけん下旬に播きなおいたですわ。そーでも良く出来まして、今までで一番の収穫量でしたわ~」と、うれしそうに話してくれました。

根と葉が切り落とされた仁多かぶは、自宅で一つ一つ丁寧に水洗いされます。

この日は、お孫さんも保育園がお休みで、おじいちゃんのお手伝い!
家族総出で、洗いならが、5~8cmの大きさのものを選別していきます。
お孫さんたちも、冷たい水に手を入れながら一生懸命お手伝いします。

と!「おちゃこだよ~」と聞こえてきます。
奥出雲では「お茶だよ~」と声をかけるとき「おちゃこだよ~」と言うんです。

10時の休憩にお茶をご馳走になることに。

そこには、藤原さん自家製の仁多かぶの漬物が出されています。
独特の赤い色に漬かった仁多かぶは砂糖とお酢で味付けされ
とっても美味しそうです。
お茶を頂きながらお話を伺っていると
先ほどのお孫さんが一切れパクリ!

「おいしい~!」
ほのぼのする瞬間です。
 

 

◇季節の味覚 

収穫された仁多かぶは、袋に入れられ森林組合に出荷され専属の漬物農家さんに運ばれます。

漬物農家の藤原文恵(ふじはらふみえ)さん宅では、以前から森林組合から委託を受け「仁多かぶのかちわり漬け」を作っています。

持ち込まれたカブは、食べやすい大きさに手際よく刻まれていきます。
この切り方は、藤原さんこだわりのきり方なんです。
漬物の名前にも使われるとおり「かちわり」にするそうなんです。
こうすることで、カリカリとした食感が出るんだそうです。

そして、仁多かぶ独特の赤い色を出すのも試行錯誤・・・
その末にあみ出された方法で発色させるそうなんです。
漬け込む材料は天日干塩に昆布、唐辛子と全て天然由来の材料を使うため
赤い色を出すのは一苦労だったそうです。
当然『秘伝の技!』
細かなレシピは教えていただけませんでした。

樽に入れられた仁多かぶは1週間程度、塩漬けされた後
秘伝の漬け込みダレに10日ほど漬け込まれ熟成されます。

「この樽は丁度食べごろですけん、食べてみ~だわ!」
樽から一つ取り出しもらい口の中に・・・

カリカリした食感にカブの香りが口の中に広がります。

これこれ!!この味です。どこか懐かしい田舎の味!」

 

「漬物は
  寒くならんと美味しく漬からんですけんネ!」

とおっしゃる藤原さん
手作りの冬の里山の味覚です。

  

奥出雲では、このように長い冬の貴重な食べ物として、
仁多かぶをはじめ沢山の種類の漬物が、各家庭で作られるのです。

 

寒くなるこの季節、仁多かぶの美味しい漬物は、
この時期だけの味ですね。

 

 

いかがでしたでしょうか。
今回は、季節限定の仁多かぶにクローズアップしてみました。
懐かしい味の『仁多かぶのかちわり漬け』
ご当地野菜の漬物として沢山の方に愛されています。
ご当地野菜だから奥出雲だけの季節の味覚であり
そしてふるさと味でもあるんですね。

 

この『仁多カブのかちわり漬け』
真空パックされ地元のスーパーや道の駅
などで季節の特産品として沢山の皆様に喜ばれています。

◇仁多カブのかちわり漬けのお買い求めは
仁多郡森林組合、横田蔵市、サンクス、道の駅「酒蔵」
玉峰山荘、阿井食品センター、舞茸奥出雲(坂根工場)
でお買い求めできます。

☆仁多カブのかちわり漬けのお取り寄せはこちら↓
http://www.okuizumogokochi.jp/shop/index.php?db=19978

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